2019/08/03 14:32

ボクはキっこ林業で、新しい林業を目指してます。
今の現場は10町歩の立木(雑木林)を5年で切る約束です。
同じ九戸村内にある山ですが、毎日通うにはガソリンや時間がバカらしいです。
そこでボクはもう山にテントを張ってそこに居座ることにしました。
水汲んで、焚火して、飯食って、楽器弾いて、チェンソーまわして、木っこ運んで、眠って、、、山の中は猛暑なんてお構いなしに涼しく、そして快適です。
次は5年で完全撤収できるようなティピーや風呂や簡易トイレを建てる予定ですが、こういうやり方はまわりから全く理解されません。
それどころか「趣味と仕事は違う。そのやり方は間違っているから、すぐにやめなさい」とまで言われます。
まさかすべてをかけた山のやり方にまで文句をつけられるとは、、、今のところ森の獣たちは、歓迎してくれています。(野生の本能ビンビン!)
つ~かこれはなんにでも言えることだけど、若者にやりたいことをやらせないでどうするの?
これから年寄りを大事にしてほしいというのなら、まず先に若者を受け入れるところからはじめなさい!
苦しくても生きるのが人生だとか、辛いのを我慢するのが美徳とか大人とかエライとか修業なんだとか、、、僕はまずそんな教えを信じてない。
カンゴクだろうが山だろうが楽しめるかぎり楽しむさ!
山で楽しく稼いで何が悪い!毎日祭り!癒し!このやり方で10町歩5年あったら何家族養えると思う?
まわりが騒ぎ出すと今度は山主まで「植林するつもりだから、早くぜんぶ切って欲しい」と言いはじめる。
約束(契約)は5年のはずだし、ぜんぶ切るなんて一切聞いてないし、そんなバカげた話なら最初からやらない。
僕は30年で天然更新するという雑木林を10年で更新できるようにするつもりだし(本来は更新の必要もないほど木を残すべきだけど、それで生活するには旦那様のような大地主に頼る他ない)、そもそも雑木林を全部切って植林(カラマツ?)するなんて狂ってる。
きっと”誰か”が「今はカラマツが儲かる」なんて言った。
あれだけ儲かると言われた杉林が今どうなってるのか目に入らないのかな?
補助金がなければ植樹も間伐も伐採もできない、間伐しなければ何十年もそのままでいずれ腐る山。
もう今でさえ手遅れ、ボクたちが若く生きてるうちにとことん人工林を伐採し、その材を活かしながら自然更新できるような混交林や雑木林にしていかなければならないというのに、まだそんなことやるの!?
そろそろ人間が自然を守るとか管理するとかそういう妄想から目覚めたら?
それはそれはありがたいことだよ、感謝感謝でいっぱいだしね。
テント張らなくても、もっとまともなやり方があるんじゃない?なんて言う人もあるだろうけど、これはすごくまともなやり方。
御先祖様がやっていたことそのままだよ。
これがテントじゃなくて建設会社みたいなプレハブだったら納得するんだろう、見た目ばかりの悲しい人たち。
いちおう炭にするための重いナラをわざわざ町の炭窯まで運んでるだけ、歩み寄ってるつもりなんだけどなあ。
昔は山で炭にしてから運んでたんだから、ホント賢いよ。
今の山にもそこら中に先人たちの伏せ焼きの跡がある。
だからどうかな?もう伝統の伏せ焼き復活させたほうがいいんじゃない?
このご時世なら消防に協力してもらうことになると思うけど、それでいいじゃん。
あれよあれよと野鍛冶まで復活しちゃったりしてね。
いいじゃんいいじゃん。
もう人の心や時代がそっちに向いているんだからさ。
わかってくれるだろ?
ボクの友達も「トランス林業」をはじめました。笑
さあキミもはじめようぜ。
いつでも待ってるよ。