2019/12/24 18:38
友人が獄中で書いた『夜明けカフェ』という物語の文字起しをしていた。
チェンソーを使った日は、ほとんど文字入力ができない。
そしてまだ夜の冬山の暗がりの中で、パソコンやノートを開く余裕はない。
けれどもこの文字起しを終わらせなければ今の自分に夜明けがこないこともいい加減気づいていた。
やっとできあがったと大興奮してから3日もてこずり、もう山に行くこともやめてそこからなんだかんだで3日も長引き、そろそろ頭もおかしくなって何日経ったか判らない。
印刷してるときは、コンビニで震えた。
本になったときはひっそり笑った。
ああ、これでやっと夜明けが迎えられる。
もうこの世にこの物語が届くなら、悔いはない。
おらはきっとそれに役立った。
この本を一番愛おしいと思う人に渡してあげたい。
そしてその人にも、一番愛おしい人にこの本を渡してほしいと思う。
夜明けましておめでとう。
著者に感謝。


