2023/03/21 03:10
この”一冬”で、沢をはさんだ反対側のひと山が、いちめん丸ハゲになった。
ぼくがひと山5年をかけて四苦八苦しているうちに。
あと3年早く今の山を片づけていれば、きっとあの山もぼくが任されることになって、ハゲ山にはならずに済んだろう。
ぼくがやってる山も、ほんとうに居心地がいいとは言えなくなったような気もする。
あの山から、二匹のアナグマが遊びに来たのを覚えている。
キっこ林業と現代林業を、わかりやすく比較できるようにはなったのかもしれないけども。。。勝手に。
この通り、ぼくのキっこ林業には限界がある。
みんなのキっこ林業になるとき。
心や自然に耳を澄まし、より環境や景観を考えて作業することができる。
ひとつの山、いっぽんの木から無限のように可能性を広げ、もっと楽しくやれる。
暮らしに必要なキをみんなで自給して、みんなに供給できる。
山々には豊かな恵みや美しさが保たれ、清らかな水と心地よい時間が流れる。
もし”一冬”でそれが可能なら、今の山主といわれる人たちにもすぐわかるだろう。
自由に好きなことをする人手がまず100人。
1000人いればもうみんな大丈夫。
20230321 りゅーマ
